やっちゃいけないこと2007/11/13 11:48

先日、自宅のすぐそばで、ひったくりがあった。


自宅にいると、
「どろぼ〜〜!」
と、大きな声が聞こえた。


えっ!近いぞ、と、
あわてて、ベランダから外をのぞくと、
黒っぽい格好をした男が、
「タッタッター」と、大きな足音をさせて走って行った。


そう、
ひったくりの犯人が逃げて行くさまを
上から目撃してしまったのだ。
走り去って行く方向を見て、
すぐに懐中電灯(アウトドア用のちっちゃいの)を取出して、
外に行った。もしかして、そのへんにまだいるのではと。

でも、すでに遠くに行ってしまったようだ。
自転車を押して道を歩いてきた人に聞いてみたが、
怪しい人が走って行ったのを見ていないとのことだった。

あいにく、目撃はしたが、なんにもできなかった。
すぐに、逃げた方角の違う道から回り込んで走って行けば、
もしかして、その後の動きがつかめたかもしれなかったけど。

オレが、いまから走って行っても、すでに間に合わない、
そう始めから決めてかかってた自分が愚かだと思った。
それにしても、意外と近所の人は薄情だったな。
声が聞こえた人、みんなが外に出て行けば、逃げる途中で、
周りにいる人に助けを求めつつ、
押さえることが可能だったかもしれないのに。


被害者の方は、頭を打って、たんこぶができたようだ。
幸い、あとで病院に行って調べた結果、なにも異常が
なかったらしく、なによりだった。

警察には、目撃したということでいろいろと状況を聞かれた。
でも、上から見ただけなので顔がわからないし、
特徴もわからない。ただ、走り去る音が意外と大きかった
ということだけ。


以前、オレの会社の前でもひったくりがあった。

会社の前の道路で、
突然、片手を上げて大きな声を出した女の人がいた。
走ってきた白いオートバイに(スクーターじゃない)
むりやりハンドバッグをむしり取られた結果、
腕がバーッんと振り上げられてしまったらしい。


ハンドバッグを奪われた女の人は、
ショックな顔をしていたが、すぐにオレの会社に入ってきて、
電話で110番してくれと言ってきた。
非常にくやしそうな顔をしていた。それはそうだろう。

そのときも、目撃したということで、警察に少々状況を
聞かれた。


そういえば、
会社の前に停まっていたワンボックス車、
スライドドアが開いていて、かばんが丸見え状態、
そのかばんを握って逃げようとした男、

それを「ダメよ!」
と、おかしな男がいるのを気がついていた
会社のおばさんが出て行って、取られずに済んだことも
あった。


ここ数年で、こんなことが3件もあった。
偶然にしても、ちょっと多いな。
それだけ、物盗りが増えてるってことなのか。


それにしても、人のものとっちゃいけないよね。
そのものは、働いて得たものだし、
苦労して手に入れたものかもしれない、
誰かにもらって、すごく愛着のあるものかもしれない。
なにか、気持ちの込もったものかもしれないし。


日本も、安全ではなくなってきた。
オレも、気をつけてないと、と、思う。
なにが起こるかわからない世の中だから。